2018年12月28日

落合道夫「黒幕はスターリンだった 大東亜戦争にみるコミンテルンの大謀略」


最近こういう観点の出版が少しずつ増えてきたのはよいですね。
江崎道朗さんの本などと合わせて読んでみるのもよいかも?
Amazon旧日本軍 の 売れ筋ランキングから。

黒幕はスターリンだった 大東亜戦争にみるコミンテルンの大謀略

惹句はかなりの分量ですね。出版社側の力の入れ具合?
内容紹介

大東亜戦争は、複雑怪奇な「事件」だった。
各事件の首謀者たちを“マトリョーシカ"(ロシアの人形)に例えれば、
彼らの中に潜んでいた黒幕こそヨシフ・スターリンだ!


国際政治評論家 宮崎正弘氏評
この本は読み易くわかり易く近代史の謎を箇条書きにした入門書となっている。
本書はあらゆる事件を時系列的に網羅的に、しかも簡潔に解説し、
その背後にあった想像を絶するほど大胆なスターリンの謀略を傍証する。


「新しい歴史の発見」― 近代史家 阿羅健一
外交は双方の思惑があるうえ、駆け引きも行われて真相がわかりにくい。
そのため、たとえば過小評価されてきたやりとりに注視すると
それまで考えられていた外交と違った面が現れる。
このことを示したのが本書である。新しい歴史の発見ではなかろうか。


ランダム・アクセス方式で読みたい、知りたいがすぐ分かる!

【スターリンの極東戦略】
スターリンは西部のナチスドイツと挟撃されることを避けるために、
最重要戦略として東部国境の二大反共勢力である蒋介石と日本の無力化を狙った。
それが得意の漁夫の利を図る両者の戦争工作であり、支那事変になったのである。

【世界規模の戦略】
スターリンは、世界中に配置したスパイから櫛の歯を引くように届く機密情報をもとに
国際戦略を指揮していた。その様子をフルシチョフは次のように述べている。
「スターリンはいつも地球儀を前に手にとって、地球儀の上で(独ソ戦の)戦線を
辿っておりました」
このためスターリンは世界的な政治問題や紛争について、ルーズベルトやチャーチルよりも
広範で深い理解をもっていた。ただ、その戦略を知るのはスターリンだけであった。

【反日宣伝】
ルーズベルトは日本敵視を煽った。
このため日本を知らない米国民は狂ったように日本を憎み、反日ヒステリー状態となった。
しかし、日本人はこのような恐ろしい状況が米国で起きていることに気づかなかった。
この裏には米国に浸透したソ連による米国マスコミや映画界の反日工作があった。

【スターリンの工作】
ソ連の崩壊でソ連時代の機密情報が公開されると、元KGBの幹部が、
「日米開戦の契機となった米国のハル・ノートの原案はソ連製だった」と発表した。
一方、米国から発表されたソ連スパイの通信解読記録(ベノナ文書)によると、
驚くなかれ、ソ連の対日攻撃を決めたヤルタ会談ではルーズベルト大統領の
政府高官として出席したアルジャー・ヒスは、ソ連のスパイだったのである。


出版社からのコメント

第二次世界大戦において、ルーズベルトは言うにおよばず、あの老獪なチャーチルでさえ、
スターリンの手のひらの上で踊らされていた。
大東亜戦争も、大きな視野で眺めると、スターリンの存在が見えてくる。

著者は、そのことをロシアのマトリョーシカ人形に例えて説明している。

ルーズベルトのマトリョーシカ人形の中を開けたら、スターリンの人形が入っていた。
蒋介石のマトリョーシカ人形の中にもスターリンがいた。もちろん毛沢東の中にもスターリンがいた。
そしてスターリンが目論んだ通り、日本は戦争に引きずり込まれた。


【敵を分断】
独ソ戦に備え東西挟撃を防ぐため、東部の二大反共勢力、蒋介石と日本を戦わせ無力化を謀った。
それが支那事変である。

【支那事変】
西安事件で捕らえた蒋介石を使い、上海の日本人を攻撃させた。それに米国が便乗、
日本は戦争したくなかったが、米ソ傀儡の蒋介石は好条件の講和も受け付けなかった。

【共産スパイ】
大恐慌をマルクスの予言が適中したと勘違いして、爆発的に増えた高学歴の共産主義信奉者を
スパイとして各国政府中枢に入り込ませ、ソ連に都合のよい政策をとらせた。

【大芝居】
ポーランドや北欧を残忍に侵略して国際連盟から除名されたのに、ナチスの被害者を演じて
米国民の同情を引き、膨大な軍事援助を獲得。

【ソ連製ハルノート】
用心深いスターリンは日本軍の北上阻止を確実にすべく、米国の支那満洲進出欲を利用して
日米戦争をそそのかした。ハルノートに日本が絶対に受け入れられない要求を盛り込ませ、
ついに日米戦争を起こすことに成功。

【支那共産化】
代理占領した満洲を蒋介石に引き渡すとの米国とのヤルタ密約を反故にし、毛沢東に渡して
支那の共産化に成功した上に、米国を支那満洲から蹴り出した。

【ヤルタ協定】
すべての欧州占領地を米国に承認させ、ソ連の犯罪行為の共犯および承認者として米国を引き込み、
日本固有の領土である千島占領の根拠にした。ヤルタ協定は原爆投下の伏線にもなっている。

【残虐非道】
血も凍る恐怖政治で国民を支配、独ソ戦では百万人の若い娘を戦闘員、看護兵、慰安婦として
戦地に送り、その多くが戦死、戦傷した。

【朝鮮戦争の原因】
東欧支配を強化すべく、欧州から米国の関心をそらすため、朝鮮戦争を起こした。
国連軍派兵に拒否権を行使しなかったのはそのためである。


内容(「BOOK」データベースより)

大東亜戦争は、複雑怪奇な「事件」だった。各事件の首謀者たちを“マトリョーシカ”に例えれば、彼らの中に潜んでいた黒幕こそヨシフ・スターリンだ。

著者について

落合道夫(おちあい みちお)
昭和18年静岡県生まれ。
北海道大学、国際基督教大学卒業。
近代史研究者。専門分野は日本近現代史(大東亜戦争)、政治思想(国態思想、共産主義、ファシズム)。
著作は本書の旧版のほか、アマゾン電子本、YouTube歴史思想講座に多数掲示中。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

落合/道夫
昭和18年、静岡県生まれ。北海道大学、国際基督教大学卒業。近代史研究者。専門分野は日本近現代史(大東亜戦争)、政治思想(国態思想、共産主義、ファシズム)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
単行本(ソフトカバー): 288ページ
出版社: ハート出版 (2018/4/5)
言語: 日本語
ISBN-10: 4802400535
ISBN-13: 978-4802400534
発売日: 2018/4/5
梱包サイズ: 18.6 x 12.8 x 2.2 cm
著者の落合道夫https://amzn.to/2CBhw8eさんはKindleの電子書籍も多数執筆していますし、youtubeにtkyokinkenチャンネルなども開設しておいでのようですから、そちらを覗いてみるのもよいかもです?






カスタマーレビュー11件、5つ星のうち4.2
内訳は、
星5つ…82%
星4つ…0%
星3つ…0%
星2つ…0%
星1つ…18%
両極端。
ある意味、わかりやすいことこのうえもありませんな。。


とりあえず星1つには「Amazon.co.jpで購入済み」ラベルが一つもありませんが。。

「歪んだナショナリズムを強調して愛国的な歴史を書こうとする人たち」とのレビュー
はコメント欄に反論がありますのでご参照。

strn1.jpghttps://amzn.to/2Ai6YJU

一方、
「日中戦争も対米戦争も勃発させたのは山本五十六らが主導した日本の海軍でスターリンではありません。スターリンそれを望んで画策はしたでしょうが、戦争を勃発させたのは日本です。日本の海軍は、陸軍による対ソ戦を警戒してました。もしそうなったら陸軍に主導権を奪われ、海軍は陸軍の配下になってしまうと考えたからです。海軍は陸軍と対等の立場を望み、利権勢力も海軍に味方しました。」とのレビュー
は単なる○○なのか意図的に虚言を弄しているのかはわかりませんが、視野狭窄によるミスリードですかね。
山本五十六や海軍に重大な責任があることは事実かもしれませんが。
Amazon:
連合艦隊司令長官 山本五十六の大罪―亡国の帝国海軍と太平洋戦争の真像
米内光政と山本五十六は愚将だった―「海軍善玉論」の虚妄を糺す
海軍善玉論の嘘 誰も言わなかった日本海軍の失敗 (光人社NF文庫)
大東亜戦争「敗因」の検証―「帝国海軍善玉論」の虚像
だからといって山本ごときが「黒幕」なわけはないでしょう。役不足にすぎます。スターリンの「手先」というならまだわかりますが。
山本が日本を滅ぼしたというなら、それこそ、誰のために何のためにという話で。それこそ「黒幕はスターリン」でなければおかしいくらいの話になりかねません。

この投稿にもいくつかコメントが寄せられているようで。
まともな反論もありますが、一方で、それこそ侵略者の手先のようなイデオロギッシュな嘘八百を並べているレスもあるようです。
現在進行形でコレなのですから、まして戦前日本なら、本書の言う通り、スターリンの手先などそれこそいくらうごめいていても何の不思議もないくらいのものだったかもしれません。
そういう意味では、本書に発狂する種類のレビューやコメントの存在自体、スターリンの「勝利」の生きた証拠のようなものとも言えなくはないかもしれません?

 インテリのあいだにには左翼思想が風靡して、昭和のはじめは「赤にあらずんば人にあらず」というふうだった。指導的な思想雑誌はこれによって占められていた。若い世代は完全に政治化した。しかし、インテリは武器をもっていなかったから、その運動は弾圧されてしまった。
 あの風潮が兵営の厚い壁を浸透して、その中の武器をもっている人々に反映し、その方にしたがって変形したことは、むしろ自然だった。その人々は、もはや軍人としてではなく、政治家として行動した。すでに北一輝などの経典があって、国体に関する特別な観念をつくりあげていて、国体と社会改造とは背馳するものではなかった。
竹山道雄「昭和の精神史https://amzn.to/2BCHwOW


何にせよ残るはすべて星5つ
☆1とは逆に、9件中実に8件までに「Amazon.co.jpで購入済み」ラベルが表示されています。

ラベル無しの投稿にしても、(Amazonの書籍ジャンルではありがちですが)、
「第二次世界大戦と大東亜戦争を地球規模の巨視的な眼で捉えた驚くべき名著。」「 第二次国共合作から、泥沼の支那事変、アメリカの経済封鎖に端を発する日米戦争を経て、日本の敗戦へと至る一連の流れを、それら全ての背後に存在して蔭で糸を引くとともに、アメリカを手玉に取り、シナ大陸と東欧の赤化を成功させた、スターリンという、知られているようで知られていない謎に満ちた人物の深謀遠慮から説き明かした力作。著者のお名前は本書で初めて知ったが、著者は、主題ごとに簡潔な見出しを付けることで、歴史の流れを多面的・包括的に捕捉しており、しかも、特定の意図を以て史実を歪曲する勢力の主張を悉(ことごと)く切って捨て、史実を曇りや偏りなく、そして非常に解りやすく伝えている」「スターリンは、中国共産党にシナ大陸での天下を取らせるという最終目的を見据えた上で、日本をシナ大陸に張り付かせ、国民党軍をこれと戦わせ、両者が共倒れになるべく、国民党軍に厖大な支援をするとともに、日本を嫌悪し、満洲の権益を狙うアメリカの思惑を見透かし、この国にまで国民党軍に支援をさせた。倒すべき敵に進んで支援を行う。──既にこの時点で、日本人には逆立ちしても思い浮かばない発想と言っていい。」「戦後70年以上を経た今に至るまで、日本では、教育現場とマス・メディアを通じ、GHQが押し付け、敗戦利得者という反日左翼が流布する間違った歴史を何の疑いもなく押し戴いている人が大半を占めている。」「くれぐれも断っておくが、「他国のために」と考えて行動するのは、世界広しといえども日本人だけであり、アメリカが、いささかでも日本人のためを思って現憲法を強要したなどと考えるとしたら、認識違いも甚だしい。」とのレビュー
ですから、むしろ、他の投稿より詳細かつ大長編なくらいです。(ちなみにこれでも部分引用)

その他ラベル有のレビューも、
「簡潔にすべてを網羅している快作であり素晴らしい。まさに国定教科書にでもして日本人全員が読むべき本である。」「しかしいつになったら日本人は目を覚ますのだろうか、日本人の生態が徹底して破壊つくされたとはいっても、そろそろ気づかないと。行動しないと。」とのレビュー

「第二次世界大戦前、戦時中、戦後の国際政治、軍事の動向を項目ごとにまとめつつ、適宜解説をくわえ、その論拠となる資料本などを簡潔に要約紹介している本。」「 宮崎正弘さんが「この本は読み易くわかり易く近代史の謎を箇条書きにした入門書となっている。 本書はあらゆる事件を時系列的に網羅的に、しかも簡潔に解説し、その背後にあった想像を絶するほど大胆なスターリンの謀略を傍証する」と評価しているのに同感だ。」とのレビュー

「簡潔に書いて有るが、1行に多くの物が詰まっている」「また、この本はスターリンにのみ焦点を当てたものではなく、世界中の国や人物がどのような動きをしたのかという視点から、最終的にスターリンという歴史上稀に見る優れた政治家(稀に見る残虐な人物でもあるが)によって多くの事が引き起こされた事を紹介している。」とのレビュー

などなど、☆5ですから当然ですが、大好評。
内容への賛辞とともに、反日プロパガンダに安住して目を覚まさない日本人へのいらだちを表明する投稿も目につくようです。

だからといって、すべてがすべて信者的な礼賛で占められているかといえば、そうでもなく、
「著者は、ソ連とアメリカの謀略によって、日本は大東亜戦争に巻き込まれたと言っており、「日本が昭和26年の2.26事件以来軍国主義国家になり、勝てそうもないアメリカと戦争をするようになった原因はなぜか?」という問題には答えていない。」「昭和12年に盧溝橋事件から支那事変に発展し、日中両国はドロ沼の全面戦争に突入していく。ここで一般論としては、今後の問題として国民党の蒋介石は和解を申し出るが、日本の近衛文麿首相は「大日本帝国は国民政府を相手とせず」と言って断り終戦まで8年間日中戦争を続ける。(但し、本書によると、和解を申し出たのは日本の近衛文麿首相であり、国民党の蒋介石はスターリンの指示の下で日本の要求を突っ跳ね戦争継続を主張する。)  一体どちらが正しいのか?」とのレビュー
など、著者の見解に一部疑問を呈する投稿などもあり、それでも☆5というのですから、単なるイデオロギー対決ではなく、建設的な議論たりうるものかと思われます。
実際、近衛文麿の真意については、確信犯のコミュニスト(売国奴)とも単なるポピュリスト(いわゆる「役に立つバカ」)とも、解釈できてしまいますしね。。
Amazon:
真実の日米開戦 隠蔽された近衛文麿の戦争責任
近衛文麿 野望と挫折
近衛文麿の戦争責任
近衛文麿―教養主義的ポピュリストの悲劇 (岩波現代文庫)
それを判断するためにも、本書も含めて自ら情報にアクセスしてみるべきかもしれません。
「情報とは自から求めなければ、当地に暮らす人々の民意は歪められる」というのはこちらで引用したレビューの一節ですが……スターリンの尻馬に乗った侵略者がいよいよ露骨に本性を現しつつある現在。大東亜戦争の「真相」は、それこそ、「知りたくないではすまされない」最たるものかもしれませんね。。


以上。

侵略者の嘘が現在進行形でプロパガンダされつづけている「戦後」という名の何か。
歴史・政治・軍事ジャンルは、本の内容以前に、読者の立ち位置によってくっきりと色分けされてしまいがちです。
その意味で、すこぶるわかりやすいレビュー欄ではありました。
それをどう評価するかは、それこそ、思想信条の自由でしょうか。

しかし、そのためには、まず、何よりも、戦後反日自虐妄想の偏見を離れて、本書(をはじめとする研究)の記述に向き合ってみるしかないようにも思います。
本などというもの、最終的には、自分で読んでみないとわからないのですからね。。


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ラベル:歴史
posted by みる。 at 15:00| 本・雑誌 | 更新情報をチェックする